ブラッドオレンジと普通のオレンジの差は色のついた果肉だけですが、その果肉の色はすこし赤がかかった濃いオレンジ色から、紫にちかいものまでさまざまな色目があって楽しいです。
この色の原因はアントシアニンという物質です。ブラッドオレンジは味的にはラズベリーのような酸味のある甘さを持っていますが、栄養価としては普通のオレンジと大差ありません。
アントシアニン
ブラッドオレンジのユニークな色合いを引き出しているアントシアニンは抗酸化物質として知られています。抗酸化物質は老化防止作用だけでなく、心臓病などの予防などにも効果があるとされている物質です。
アントシアニンは特に悪玉コレステロールを低く保って、血管を強くきれいに保つ効果があるとされています。
ビタミンC
他の柑橘系と同じように、ブラッドオレンジはビタミンCが豊富です。普通のサイズのブラッドオレンジ一個の中に一日に必要なビタミンCが全部入っています。
葉酸塩(エステル)
ブラッドオレンジは葉酸塩(エステル)の摂取できる果物でもあります。葉酸塩はビタミンB9とも呼ばれ、胎児の成長に欠かせない栄養素として知られているので、妊婦さんは葉酸塩の体内レベルに気を配ってもいいかも知れません。
ブラッドオレンジの中には一日摂取量の約10%の葉酸塩が含まれています。
食物繊維
ブラッドオレンジの食物繊維は普通サイズで約3gとされています。これは大体一日の目安摂取量の12%とされています。
食物繊維はあらゆる面で必要な養分ですが、特に胃腸の健康には欠かせないものです。
このように、 色々な栄養を含むブラッドオレンジ。ジュースとしてももちろん最高の味ですし、ファンが多いのも頷けます。