ブラッドオレンジと普通のオレンジの栄養の違い

ブラッドオレンジも普通のスイートオレンジも栄養価の高い柑橘系のフルーツです。ブラッドオレンジは赤みのある色とラズベリーのような甘さが特徴で、バレンシアとかカリフォルニア・オレンジなどの普通のオレンジと少し見た目と味が違うのですが、栄養的にはかなり似ている所がおおいです。



カロリー


ブラッドオレンジと普通のオレンジは両方とも大体一個60-90カロリーくらいになります。このカロリーは柑橘系に自然に含まれる糖分からくるものです。

ただ、普通のオレンジはブラッドオレンジよりも少し大きいものが多く、大きいものだと一個190gくらいのものもあるのに対し、ブラッドオレンジは小ぶりで、どんなに大きくても160gを越える事はほとんどないそうです。

このことから、一個のブラッドオレンジと一個の普通のオレンジを比べた場合、単純にブラッドオレンジの方が小さいという理由でブラッドオレンジの方が低カロリーであることが多いわけです。ただ、全く同じサイズの両者を比べたらカロリーはほぼ変わりません。

ビタミン


ブラッドオレンジと普通のオレンジは両者ともビタミンや他の栄養素を多く含んでいます。普通のサイズのものならば、両者とも一個で成人の一日分のビタミンCと、5%のビタミンB6を摂取することができます。

抗酸化物質


ここまではあまり変わらない両者ですが、ブラッドオレンジと普通のオレンジの栄養価の違いは抗酸化物質で出てきます。抗酸化物質はコレステロールを減らすなど色々な健康上の効能があると知られているものです。

ブラッドオレンジのあの赤みの元となっているアントシアニンという物質が強力な抗酸化物質なので、ブラッドオレンジの方が抗酸化物質を大量に含んでいるということになります。

ただ、ブラッドオレンジのアントシアニンは消化の過程でかなり失われてしまう抗酸化物質であるという研究もありますので、ブラッドオレンジの方が健康にいいんだ、と決めつけるのは早いかもしれません。

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