ブラッドオレンジジュースとは?

ブラッドオレンジジュースとはその名の通りブラッドオレンジという果肉に赤みがかかった種類のオレンジのジュースです。

ブラッドオレンジはスペインとイタリアが原産で、特にシシリア島の真っ赤なブラッドオレンジは有名で、ヨーロッパでは保護指定されているほどの品種です。



イタリアにアジアからオレンジが渡ったのが15世紀ころだとされており、それがエトナ山の付近で長年栽培されるうちに変異したものがブラッドオレンジになったと言われています。

そのブラッドオレンジは徐々にその人気を拡大していき、今では地中海沿岸地域をはじめ、アメリカなどでも栽培されるようになっています。

ブラッドオレンジの種類


ブラッドオレンジにはいくつかの種類がありますが、「モロ」「タロッコ」「サングイネッロ」という品種が最も有名です。

モロ 「Moro」


モロは最も赤みの深い品種で、味や香りが強く、とても甘くてラズベリーのようなほのかな酸味のある、人気の品種です。19世紀のシシリア島に期限があるというモロは、オレンジジュースとしてもとてもおいしいものです。

タロッコ「Tarroco」


タロッコは主要三種の中で最も甘みが強いとされる品種で、色は三種の中で最も赤みが少ないもので、「オレンジとブラッドオレンジのハーフ」というような表現で記述されることもあります。

タロッコはイタリアの家庭用フルーツでもっともポピュラーなものだそうですが、その甘さと果汁の多さで、イタリアだけでなく、世界中でとても人気の高いオレンジです。

サングイネッロ「Sanguinello」


サングイネッロはアメリカではサングイネッリ「sanguinelli」とも呼ばれる品種で、スペインを原産とするブラッドオレンジです。

果皮にも赤みがかかっていて種が少なく、イタリアのモロに近い、スペイン原産のブラッドオレンジの種です。2月になった果実が4月まで木についているそうで、その保存期間の長さが特徴とされているそうです。

ブラッドオレンジジュースの栄養


一杯のブラッドオレンジジュースには約120mgものビタミンCが入っており、これは成人が一日で必要とされるビタミンCの量の倍にも及ぶ量です。ビタミンCは抗酸化作用があり、老化防止、風邪予防などのほか、細胞のダメージを守る役割を果たすとても重要な栄養素であることはよく知られています。

さらに、ブラッドオレンジには強力な抗酸化作用のあるアントシアニンが入っており、 筋肉の疲労などを回復する作用などで注目されています。


このように、色々な種類があってどれもとてもおいしいブラッドオレンジジュースには、身体にいい栄養も多く入っているので、オレンジジュース愛好家はやはり普通のオレンジに加えてブラッドオレンジジュースも冷蔵庫に入っていることが多いと思います。

ちなみに私もブラッドオレンジジュースが大好きで、いつも冷蔵庫に一本は入っています♪

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